いざ「外国人財を採用したい」と思っても、「実際の費用は高いのでは?」と不安に感じる方は多いのではないでしょうか。
「どんな費用が発生するのか」「どこまでが自社負担なのか」が分かりにくく、最初の一歩を踏み出せないという声もよく聞かれます。
一言で「費用」といっても、外国人財の採用には、
- 採用時にかかる費用(紹介料・手数料など)
- 入社時の初期費用(渡航費・住居準備など)
- 入社後の管理・支援費用
といった複数の項目が存在します。さらに、採用方法の違いによって“数万円〜数十万円”の差が出ることもあり、正確な知識がコストコントロールの鍵になります。
本記事では、こうした費用の内訳を整理しながら、外国人財を1人採用する場合に実際どのくらいのコストがかかるのかをわかりやすく解説します。
「思っていたよりも現実的に取り組める」と感じていただける内容になっていますので、ぜひ参考にしてください。
1. 人財紹介料、住居費、研修費、生活支援費の実例
ここでは、外国人財を採用する際に実際に発生する主な費用項目「人財紹介料・住居費・研修費・生活支援費」について、具体的な金額例や内容を交えてご紹介します。
制度や受け入れ方法によって費用の幅はありますが、あらかじめ相場感をつかんでおくことで、採用計画を立てやすくなります。ここではわかりやすく特定技能で受け入れる場合の相場感をお話しします。

・採用コスト
人財紹介会社を介した場合の紹介料:10万円から30万円程度が相場と言われています
・在留資格申請費用・登録支援機関の委託料
在留資格申請等の諸費用:15〜20万円程度
登録支援機関委託料:3万円程度/月※
※活動を安定的かつ円滑に行うことができるようにするための職業生活上、日常生活上又は社会生活上の「義務的支援」を行う必要があります。義務的支援の内容は多岐にわたるため、登録支援機関に委託するケースが多いです。
・渡航費用・給与・福利厚生費など
日本への渡航費用:10万円程度
住居の準備費用(敷金や家具・家電の購入など)
給与、福利厚生費(給与は、日本人職員と同等以上であること)
その他、必要な書類にかかる取得費用、行政書士報酬、その他に健康診断費用など細々したものがかかっていきます。
2. 月額コスト vs 日本人採用との比較表
では実際の外国人特定技能実習生と日本人を採用する際にかかる費用の比較をしてみましょう。ここでは日本人の中途社員採用と比較していきます。

特定技能外国人を採用する際には、人財紹介料・住居費・生活支援費など、受け入れに必要な初期コストが発生します。これらを合計すると、1人あたりおおよそ60万円前後が目安です。
一方で、日本人スタッフを採用する場合も、求人広告掲載費や人財紹介手数料などの採用費用として約60万円程度が一般的にかかります。つまり、実質的な初期投資は外国人採用と大きく変わらないケースが多いのが実情です。
また、外国人財の採用には、若い世代の人財を確保しやすいというメリットがあります。力仕事を率先して担ってくれることも多く、周囲のスタッフが刺激を受けることで、現場全体が活気づくという声も増えています。
特に、特定技能ではオンライン研修などを通じてコミュニティ形成を行うエージェントもあり、同じ境遇の仲間とつながることで、不安を軽減した状態で勤務をスタートできる点も特徴です。
つまり、特定技能外国人の採用は「特別に高い」というよりも、日本人採用と同等のコスト感で、職場の活性化や長期的な戦力化が期待できる選択肢と言えるでしょう。
3. 「思ったより高い」を防ぐ透明性の提供
外国人採用では、実際にかかる費用が見えづらく、後から「思ったより高かった」と感じるケースも少なくありません。人財紹介料や研修費、生活支援費など、費用項目が細かく分かれているため、どこまでが必須で、どこからがオプションなのかを明確に把握しておくことが大切です。
また、日本人採用とは異なり、外国人採用では人財紹介会社を介した採用が主流となっています。これは、紹介会社を利用することで次のような大きなメリットが得られるためです。
- 採用の確実性が高まる(事前スクリーニングや面接調整がスムーズ)
- 採用業務の効率化・負荷軽減(海外とのやり取りや日程調整を代行)
- 外国人雇用に関するルールを教えてもらえる
- 在留資格申請に関するサポートを受けられる
- 分野・国に合った人財を紹介してもらえる
特に、特定技能外国人を採用する場合は、登録支援機関として届け出ている会社かどうかも重要なポイントになります。登録支援機関であれば、入国後の生活支援や職場定着サポートなど、法令で定められた支援を任せることができます。
信頼できるエージェント選びが重要
そこで重要になるのが、信頼できるエージェント(人財紹介会社・登録支援機関)選びです。優良なエージェントは、契約前に費用の内訳や支援内容を丁寧に説明し、採用後の追加費用やサポート範囲についても透明性をもって提示してくれます。
「安さ」だけで判断するのではなく、情報の明確さとアフターフォローの充実度を基準に選ぶことで、結果的にコストを抑えながら安心して外国人採用を進めることができます。
エージェント選びで確認すべきポイント
- 対応できる業種・職種
自社の採用したい分野(介護、製造業、飲食料品製造業など)に合った人財を十分に紹介できるか。特定分野に強いエージェントほど、ミスマッチを防ぎやすくなります。
- 対応国・言語
採用したい国籍や必要言語に対応しているかを確認しましょう。文化背景の理解や母語でのサポートができるかどうかも大切です。
- 自社分野での実績
特定技能の対象分野(介護、外食、農業、建設など)は限られているため、自社の分野での採用実績やノウハウを持っているかは必ずチェックが必要です。
- 登録支援機関であるかどうか(特定技能の場合)
生活支援・職場支援の法定業務を任せられるため、特定技能採用では特に重要です。
こうしたポイントを押さえてエージェントを選ぶことで、採用後のトラブルや追加負担を防ぎ、スムーズで確実な外国人採用が実現できます。
外国人紹介会社を上手に活用することが、採用活動の成功率を大きく高める鍵となります。

「思ったより高い」と感じる前に、「納得して迎え入れる」準備を。
外国人介護人財の受け入れには、確かに初期コストが発生します。
しかし、それ以上に得られるのは、「新しい力」と「現場の継続性」です。
本当にかかる費用を正しく理解し、納得できる形で進めることが、長く続く介護現場づくりへの第一歩となるでしょう。
その一歩を確実に踏み出すためには、信頼できるパートナーの存在が欠かせません。
ASCareは、採用の初期段階から現場での定着までを一貫してサポートし、安心して外国人財を受け入れられる環境づくりをお手伝いします。
確かな支援とともに、持続可能で活気ある介護の未来を実現していきましょう。