特定技能について
About Specified Skilled Worker
What’s特定技能
少子高齢化が進む日本において、現場の力を支える新たな選択肢として注目される「特定技能制度」。
即戦力として働ける外国人財の受け入れを可能にするこの制度は、
介護・外食・製造・建設など多くの業界で導入が広がりつつあります。
制度の概要や対象分野、企業側が受けられる支援体制まで、
特定技能を取り巻く基礎知識をわかりやすく解説します。
特定技能について
人手不足に応える
新しい仕組み
特定技能により、
新しい働き方と人財の活躍が広がります。
「特定技能」とは、日本国内で深刻化する労働力不足に対応するため、2019年に創設された新しい在留資格です。特に介護・外食・建設・農業など、慢性的な人手不足に直面する特定産業分野に限定して、外国人財の就労を可能にする仕組みです。
この制度により、日本語能力と一定の専門的技能を有する外国人が、正規の在留資格を持って日本で働くことが可能になりました。従来の「技能実習制度」が“研修”という名目であるのに対し、「特定技能」は実質的な労働力としての受け入れである点が大きな違いです。
日本経済・社会において不可欠な労働力の担い手として、今後も制度の拡充と改善が進められています。
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介護分野
高齢化が進む日本で深刻な人財不足が続く介護現場において、日常生活の介助やレクリエーションの支援、施設での生活援助業務などを担います。
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ビルクリーニング分野
商業施設やオフィスビルなどの清掃・衛生管理を行う仕事。安全で快適な空間づくりを担い、日本の都市インフラを支える役割があります。
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素形材産業分野
金属・プラスチックなどの加工を行い、部品や製品の基礎となる「型」をつくる産業。精密さが求められる日本のものづくりの中核です。
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産業機械製造業分野
製造業における大型設備や精密機器の組立・加工・検査などを担います。機械分野の高度な技術が必要とされます。
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電気・電子情報関連産業分野
家電や電子部品、通信機器などの製造を支える業種。日本のエレクトロニクス産業を支える重要な分野です。
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建設分野
土木、建築、とび、型枠など多様な職種で構成される分野。インフラ整備や災害復興にも大きく貢献します。
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造船・舶用工業分野
造船所での船体の組立、溶接、塗装などを行います。世界的に高い技術水準を誇る日本の造船業を支える業種です。
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自動車整備分野
自動車の点検・整備・修理などを行い、交通安全と環境保全に寄与します。国家資格が必要な専門性の高い分野です。
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航空分野
空港グランドハンドリング、航空機整備、運航支援など、航空の安全運航を支える業務。厳格な基準が求められます。
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宿泊分野
ホテルや旅館での接客、フロント業務、清掃などを担い、日本の観光産業を支える分野。おもてなし力が重視されます。
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農業分野
農作物の栽培、収穫、出荷作業などを行います。季節や地域によって業務が多岐に渡り、日本の食を支える重要な労働力となります。
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漁業分野
水産資源の獲得、加工、出荷などに関わる分野。日本各地の漁港での労働力不足を補い、地域経済を支える力となります。
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飲食料品製造業分野
食品の加工、製造、包装などを行う工場勤務。日本の食の安全・安心を守る現場で安定した需要があります。
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外食業分野
レストランやファストフード店などでの調理、接客、店舗管理などを担当。日本のサービス業の最前線で活躍する分野です。
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林業分野
伐採、植林、森林の保全活動などに従事。少子高齢化により人手不足が進む中、持続可能な森林経営を支える役割があります。
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自動車運送業分野
タクシーやトラック、バスなどの運転業務に従事。物流や地域交通の維持に必要不可欠な人財を支援します。
What are Specified Skills No.1 and No.2?
特定技能1号・2号とは?-
特定技能1号
現場を支える即戦力
「特定技能1号」は、主に日本で初めて就労する外国人財に与えられる資格です。特定産業分野における業務に対して、一定程度の専門的知識または経験を有していることが求められます。
- 在留期間は最長5年(1年ごと、または6か月単位で更新)
- 家族の帯同は不可(単身での在留)
- 日本語・技能試験の合格が必要(または技能実習2号の修了者も可)
介護分野では、介護技能評価試験と介護日本語評価試験の合格が条件となります。
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特定技能2号
長期雇用を見据えた人財登用
「特定技能2号」は、より高度で熟練した技能を有する人財に対して与えられる資格です。現在は建設・造船分野などに限られていましたが、介護分野でも2023年以降に段階的な導入が検討されています。
- 在留期間に上限なし(更新制)
- 家族の帯同も可能
- 永住権取得への道も開ける
長期定着と戦力化を視野に入れた制度であり、将来的には介護人財の安定的な確保にもつながると期待されています。
| 特定技能1号 | 特定技能2号 | |
|---|---|---|
| 対象分野 |
全16分野 |
一部の特定分野 |
| 技能レベル |
基本的 な知識と一定の実務経験 |
熟練した技能と |
| 日本語能力 |
JLPT N4以上またはJFT-Basic合格が必要 |
N3以上が望ましい (実質的により高い日本語力が必要) |
| 在留期間 |
最長5年(更新制) |
無制限(永住も可能・更新制) |
| 家族の帯同 |
不可(単身渡航) |
可能 |
| 永住権の取得可能性 |
原則なし |
あり |
| 資格取得のルート |
技能実習2号修了者/試験合格者 |
特定技能1号修了者+技能試験 |
| 日本語・ 技能支援の必要性 |
あり |
不要 |
「特定技能1号」外国人財には「支援」が必要
Support
「特定技能1号」で外国人財を受け入れる企業には、
就労開始から帰国まで一貫した“支援”の提供が法律で義務化されています。
これは、外国人財が日本で安心・安全に働き、生活できるようにするための重要な制度です。
01Lifestyle orientation
生活オリエンテーションの実施
入国直後の外国人に対し、日本の法律・生活ルール・交通ルールなどを伝え、生活基盤の構築を支援します。
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02Japanese learning support
日本語学習支援
職場や生活で必要となる日本語を学べる環境を提供し、継続的な学習の機会を整備します。
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03Securing housing and starting a life
住居の確保と生活立ち上げ
住まい探しのサポート、契約手続きの代行や同行など、安心して暮らせる環境づくりを支援。
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04Response to inquiries and complaints
相談・苦情への対応
外国人が抱える不安や悩みを、母語も含めたサポート体制で受け止め、早期解決を目指します。
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05Admin, Banking & Mobile Support
行政手続き・銀行・携帯契約等の補助
書類の書き方や手続き方法が分からない外国人に対して、同行・代行・翻訳支援などを実施。
登録支援機関の役割
これらの支援を企業単独で行うのが難しい場合、「登録支援機関」に委託することが可能です。支援機関は専門性と実績を持ち、制度に準拠した対応が求められます。信頼できる支援機関と連携することで、企業の負担を軽減しつつ、定着率や満足度の向上を実現できます。
特定技能と技能実習の違い
Key Differences
近年、介護・外食・建設などの業界で
注目されている「特定技能制度」。
一方で、以前から多くの外国人が日本で働いている「技能実習制度」との違いがわかりにくいという声も
多く聞かれます。
このページでは、両制度の目的や仕組み、働ける期間、支援体制などを比較しながら、
あなたの事業に合った制度選びのヒントを紹介します。
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技能実習制度
技能実習制度とは?
国際貢献を目的とした、技能の“学び”の制度 技能実習制度は、日本で働くことで技術を学び、それを母国に持ち帰って活かしてもらう「国際貢献」を目的とした制度です。受け入れ企業は“教育の場”として技能移転に協力する立場であり、労働力の確保が目的ではありません。そのため、転職や家族の帯同は基本的に認められず、在留期間も限定的です。
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特定技能制度
特定技能制度とは?
人手不足を解決する、即戦力外国人の“就労”制度
特定技能制度は、慢性的な人財不足に悩む業種に向けて、一定の専門性・日本語能力を持つ外国人財を**「即戦力」として受け入れる制度**です。技能実習と異なり、分野ごとに決められた試験に合格することで在留が可能となり、条件を満たせば転職や家族帯同も可能です。長期雇用や定着も見据えた制度で、現場の戦力として活躍が期待されています。
| 技能実習制度 | 特定技能制度 | |
|---|---|---|
| 制度の目的 |
国際貢献(開発途上国への技能移転) |
人手不足の解消 |
| 対象者 |
技能修得を希望 する外国人 |
試験に合格した技能・日本語力のある外国人 |
| 在留期間 |
最長5年(1号〜3号) |
1号:最長5年、 |
| 就労可能分野 |
約80職種(製造・農業・建設など) |
16分野 |
| 転職の可否 |
原則不可 |
同一分野内で可能 |
| 日本語要件 |
明確な基準なし |
分野ごとに |
| 支援体制 |
監理団体が中心 |
登録支援機関 |
| 家族の帯同 |
不可 |
1号:不可、 |
| 将来の定住 |
原則不可 |
2号から永住・定住の可能性あり (条件を満たす場合) |
※技能実習は2027年から育成就労の制度に変わります。